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友よ、私の行いを知れば、お前はまた私に失望するだろうか。 「死人になってまで、何をバカなことをしているのだ」と嘆くだろうか。 だが私は、この男に力を貸したいと思ってしまったのだ。 かつてその力で、化け物と戦っていた男に。老いを悲しみ、若さを渇望する男に。 ◇ ◇ ◇ その男が記憶を取り戻したのは、滞在するホテルの一室であった。 男の名はストレイツォ。この世界での肩書きは高名な武術家であり、本来の世界では「波紋」と呼ばれる不思議な力を極めた男だ。 「どんな願いでも叶えることができる聖杯、か……。 私が引き寄せられたのは、当然かもしれんな」 誰もいない室内で、ストレイツォは呟く。 彼には、強い願いがあった。 それは、若さだ。 波紋を修得した者は、肉体の老化を抑えることができる。 だがあくまで抑えるだけで、完全に歳を取らなくなるわけではない。 今のストレイツォは実年齢よりは若いとは言え、それでも顔には多くのしわが刻まれていた。 彼は、老いていくのが怖かった。そして、若い頃に敵としてまみえた不老の存在・吸血鬼にあこがれるようになった。 「もしも若返り、その若さを永遠に保つことができるとしたら……。 戦いに臨むだけの価値は、充分にあるな」 わずかに喜色を孕んだ声で、ストレイツォは再び呟く。 「若さを求めるその気持ち、よくわかるぞ」 突如、無人のはずの空間から声が響く。 ストレイツォは、直感的に理解した。 自分に従うサーヴァントが、この場に召喚されたのだと。 「アサシンのサーヴァント、貴公の呼び声に応えて参上した」 そう告げたのは、片眼鏡が特徴の若い男だ。 上等な生地であつらえられた洋服のデザインが、彼が現代に近い時代の英霊であることを予想させる。 「アサシン……暗殺者か。正攻法で戦えるサーヴァントの方がよかったが、まあいい。 それより……」 ろくにコミュニケーションを取らぬうちに、ストレイツォは険しい表情でアサシンに歩み寄る。 「さっきの言葉はどういう意味だ。貴様は子供ではなさそうだが、老いを実感するような歳でもあるまい。 日々ゆっくりと衰えていく私の、何がわかる!」 ストレイツォの怒号が飛ぶ。だが、アサシンは動揺を見せない。 「おっと、落ち着けマスター。サーヴァントというものは、全盛期の姿で召喚されるものなのだ。 死んだ時の私は、今のマスター以上の老いぼれだったさ」 「何……?」 「私は自分の目的のために、若さを求めた。そして実際に若返った。 だが、肝心の目的は達成できなかった。そして、惨めな裏切り者として死んだ」 「…………」 「私は、自分の人生を後悔してはいない。聖杯に何かを願うつもりはない。 だが、マスターの願いには共感した。貴公になら、力を貸してもいいと思った。 ゆえに、ここに参じたのだ」 「なるほどな……」 ストレイツォの言葉から、怒気が抜ける。 「それが本当なら、見当違いの怒りをぶつけてしまったことになるな。非礼をわびよう」 「何、人同士のつきあいに誤解はつきもの。これから理解を深めていけばいいだけのこと」 素直に自分の非を認めるストレイツォに対し、アサシンは柔和な表情で返す。 だがその表情は、すぐさま冷徹なものへと変わった。 「さて……。このあたりで確認しておこうか、マスター。 この聖杯戦争において、願いを叶えるということは他者の望みを踏みにじることに他ならない。 いや、それだけでなく命をも踏みにじることになる。 その覚悟は、できているか?」 「愚問だな」 アサシンからの問いかけに、ストレイツォは即答した。 今の彼にとって、若返ることは他の全てを捨ててでも叶えたい悲願。 そのためならば、戦友のスピードワゴンだろうと、娘同然に育てたエリザベスだろうと殺せるだろう。 ゆえに、彼は叫ぶ。 かつて人を脅かす化け物たちに向かって口にした言葉を、今度は人に向かって。 「このストレイツォ、容赦せん!」 【クラス】アサシン 【真名】ウォルター・C・ドルネーズ 【出典】HELLSING 【属性】中立・悪 【パラメーター】筋力:B 耐久:D+ 敏捷:B 魔力:E 幸運:D 宝具:C 【クラススキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 武器職人:A 武器特化の「道具作成」スキル。神秘性を帯びた武器を作り出すことができる。 あくまで「特化」であり「専用」ではないので、武器以外のものもいちおう作れる。 ゴミ処理係:B 長年にわたり、化け物を狩り続けてきた者。 人あらざるものへ与えるダメージが上昇する。 宝具発動時には自らが化け物と化すため、このスキルは機能しなくなる。 吸血:―(C) 吸血行為と血を浴びることによる体力吸収&回復。 宝具発動時に付与される。 【宝具】 『意地も張れぬ繁栄』(ゴールデンエイジ・オブ・フェイク) ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人(自身) 自らの肉体を吸血鬼化する宝具。 幸運と宝具以外のステータスが1ランクアップ。スキルに「吸血」が加わり、代わりに「ゴミ処理係」が失われる。 最大の恩恵である若返りがサーヴァントの特性ですでに満たされているため、アサシンはあまりこの宝具を当てにしていない。 【weapon】 鋼線 【人物背景】 イギリス王立国教騎士団「ヘルシング機関」局長、インテグラル・ヘルシングの執事。 かつてはヘルシング機関の主戦力であり、一線を退いた晩年においても生半可な吸血鬼では相手にならないほどの戦闘力を誇っていた。 主人や仲間たちからは絶大な信頼を寄せられつつも、実は影で敵対組織「ミレニアム」と内通しており、戦いの中で寝返る。 (裏切りにいたるまでの詳しい経緯は不明だが、状況証拠から突発的なものではなく計画的なものであったことがうかがえる) 人造吸血鬼となる処置を受けて全盛期の力を取り戻し、好敵手であったアーカードに挑むも、無茶な施術により得た力は短時間しか保たず敗北。 最後は裏切り者として彼なりのけじめをつけ、死んでいった。 今回はサーヴァントとなったことにより、全盛期かつ人間の肉体で現界。 またストレイツォに召喚されたことにより、「裏切り者」としての側面が強調されている。 【サーヴァントとしての願い】 ストレイツォの願いを叶える。 【マスター】ストレイツォ 【出典】ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 永遠の若さを手に入れる。 【weapon】 ○マフラー 波紋の伝導効率が非常によい、ある虫の腸から作られたマフラー。 本来の世界ではジョセフの波紋を散らす防具として使っていたが、攻撃に使うことも可能だろう。 【能力・技能】 ○波紋 体内に太陽光と同じエネルギーを作り出す、特殊な呼吸法。「仙道」とも呼ばれる。 太陽光が弱点である吸血鬼やゾンビに対しては、非常に強力な武器となる。 それ以外にも「自身の老化を遅くする」「物をくっつけたり弾いたりする」「簡単な催眠をかける」「傷の治癒を早める」などその効果・使い道は多岐にわたる。 【人物背景】 波紋使いの長・トンペティの高弟。 兄弟弟子であるツェペリからの協力要請に応じ、師匠と友にウインドナイツ・ロットの戦いに参戦した。 トンペティの死後はその地位を受け継ぎ、信頼の篤い指導者となる。 しかしその一方で波紋でも防ぎきれない老いの影に怯え、かつて戦った吸血鬼・ディオの美しさに羨望を抱いていた。 今回は第2部開始直前、吸血鬼となる前からの参戦。 【方針】 聖杯狙い。
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山本冬樹はバラエティーのスタジオ収録を見守りながら、気持ちはその場になかった。現場スタッフに混じる局の制作部長を一顧だにせず、考えているのは自分が本来担当しているアイドルグループ、ミステリーキッスの事。 彼は現在、聖杯戦争という催しに巻き込まれてパラディウム・シティという街にいる。過去の偉人の霊をサーヴァントととして呼び出し、彼らと1人二組となって他の組と殺し合う。監督役と名乗った神父に説明された。 『これがあなたの運命を変えてくれるわ』 参加するきっかけに心当たりはある。 ある日、街でアンティークショップに入って行く女の美貌に目をつけ、思わず声をかけたのだ。瑞瑞しいが、何十年と歳月を重ねた様な雰囲気を併せ持つ神秘的な風貌。 ショップの店主、と聞いた時は残念だった。 他所の事務所に声をかけられる前に、と名刺だけ渡しての去り際、女店主が山本に虹色の石を渡してきたのだ。 『その結果がここか…』 どんな願いでも叶う願望機は魅力的だが、彼女らのスケジュールに穴は開けられない。メジャーデビューを果たしてこれから躍進していくはずたったのだ。 (それでも、乗るメリットはある) 失踪したメンバー、三矢ユキを取り戻す。 彼女の失踪、自分の不在、それら全てを無かったことにする。そういう条件でなくては追いかける気にならない。 失踪を公表する事なく、隠蔽して代わりのメンバーを入れ、センターの二階堂以外の2人に仮面を被せて売り出した。この負債を聖杯なら消せるかもしれない。 『アサシン、今何してる?』 山本は端末の機能を使い、契約したサーヴァントであるアサシンに呼びかける。 『やぁ、マスター。まだ仕事中?』 『あぁ。他の主従は捕捉できたか?』 『まだだ。僕の宝具を十分に使いたいなら、端末をもう一台用意してくれ』 山本はため息を吐く。 アサシンは女性を籠絡する術に長けたサーヴァントだ。ただ、NPCを手駒にするなら、連絡先を交換できる方が効率的だろう。 接触の頻度を増やせば、些細な違和感など気にならなくなるほど夢中になるそうだが、別主従の網に引っかかりかねない。 タレントマネージャーはとにかく、拘束時間が長い。マネージメントする当人は人気次第でまとまった時間を作れるが、山本は担当を売り込み、仕事をとってこなくてはならない。 要領がわかっている為、周囲に敵がいても、マスターである事を悟られてはいないだろうが、現在のロールでは何か方法を考えなくては、マスターとして動けない。アサシンが単独行動スキルを持っているのが幸いだった。 (しかし、アサシンの真名はどうにかして知りたいな) 山本はマスターとして優秀とは言い難い。 アプリで補われているとはいえ、生粋の魔術師に比べれば魔力に乏しい。アサシンは自身も強い英霊ではない為、気にするなと言ったが、切り捨てられる不安が心のうちにいつもある。 魔術で情報が抜かれかねないという意見はわかるが、趣味や価値観がわからなくては、歩調を合わせることも難しい。 カジュアルな服装の、ハンサムな欧米人。 女たらしの殺し屋かスパイ、ひょっとしたら犯罪者。山本はまだ、アサシンの正体に辿りついていない。 【サーヴァント】 【CLASS】 アサシン 【真名】 テッド・バンディ 【出典】 「テッド・バンディ」 【性別】 男 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具C 【属性】 混沌・悪 【クラス別能力】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 連続殺人者 B 一定の間隔をおいて、殺人を繰り返してきた者。 精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする事に加え、場の空気や相手の態度を観察しながら、意思疎通を図ることができる。 話術:C 言論にて人を動かせる才。 弁論から印象操作・言いくるめまで幅広く有利な補正が与えられる。 神出鬼没 C ワシントン、ユタ、コロラドと広範囲で犯行に及んだ逸話から。非戦闘時、移動時、2つの条件を満たしている間に限り、敏捷値にスキルの値を加算する。 単独行動 B 本来であればアーチャーのクラス別スキルとなる。明らかになっているだけでも30人を手にかけた殺人鬼である為に与えられたスキル。マスター不在でも自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【宝具】 『病んだ獣の所業(プレジャー・オブ・キリング)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 女性に好まれ、女性を好んでターゲットにした殺人者であるという逸話が具現化した宝具。 女性を攻撃する際、真名を開帳することで、筋力・敏捷・耐久をワンランクアップさせる。戦闘中も同様の恩恵が受けられるが、敵陣営から女性がいなくなった時点で効果は自動的に解除される。 『僕が運命を捧げる(マイ・スイート・ラヴ)』 ランク:D + 種別:対人宝具 レンジ:自身の顔が見える距離 最大捕捉:制限なし 魅了スキルが宝具に昇華されたもの。 テッドを視認した女性に対し、精神干渉を仕掛ける事が可能。これは魔術ではない為、防ぐには精神抵抗に成功するか、神性や鬼種の魔といった人外の性質を示すスキルを使用しなければならない。 ターゲットが若い女性であった場合は質が向上。通常の2倍の数値でターゲットに抵抗判定を仕掛ける事ができる。 ターゲットは抵抗に失敗した場合、テッドに魅了される。 接触の頻度が増えるほどテッドに惹かれていき、やがて住処の提供や肉体関係すら許す様になる。 【weapon】 無銘 斧 【人物背景】 1970年代のアメリカに現れた連続殺人者。 1974年のキング郡にて若い女性が相次いで殺害された事件がきっかけで似顔絵が公開され、逮捕される。 法学を修めており、フロリダで行われた裁判では無罪を勝ち取れない公選弁護人をクビにして自らの弁護人になるも、ついに1989年死刑執行となった。死ぬ前に30人の殺害を告白したが、余罪はもっと多いとされる。 【サーヴァントとしての願い】 別人の顔と戸籍で受肉。 【方針】 優勝狙い。 【マスター】 山本冬樹 【出典】 オッドタクシー 【性別】 男 【能力・技能】 アイドルマネージャーとして、アイドルグループをメジャーデビューに導いた実績。 【weapon】 なし。 【人物背景】 アイドルグループ『ミステリーキッス』のマネージャー。メジャーデビューが決定した矢先、メンバーの三矢ユキが失踪。山本は外部に公表する事なく、ユキの代役を立て、二階堂ルイ以外の2人に仮面を被せてデビューさせた。 本編中ではキツネの獣人の容姿をしていますが、聖杯戦争の会場においては目つきの鋭い30半ばの男性の姿をしています。 【マスターとしての願い】 三矢ユキの失踪を無かったことにする。 【方針】 優勝狙い。 【ロール】 タレントのマネージャー。 【把握媒体】 鯖はジョー・バリンジャー監督作品の映画。 鱒はアニメ13話。
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【名前】黒のアサシン 【声優】なし 【性別】女性 【年齢】不明。外見は十代前半? 【外見】150cm/体重45kg B69 W49 H71 肌の露出が多い衣装を纏った、短めの銀髪にアイスブルーの瞳の少女 【一人称/二人称】わたしたち/あなた 【関連人物への呼称】 六導玲霞→ マスター(おかあさん)※マスターとおあかさんが重なったような不思議な発音 その他サーヴァント→クラス名 【略歴】 『Fate/Apocrypha』に登場する、「黒の陣営」に属する暗殺者のサーヴァント。 生前……というより英霊になる前は数万以上の堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊であり、一人称が複数形なのはこの出自に由来する。 母を求め連続殺人事件を起こしたこの怨霊に犯人として冠された名前が“ジャック・ザ・リッパー”である。 つまり、人間ではないものの正真正銘のジャック・ザ・リッパー本人(女の子だけどジルではなくジャック)。犯行が魔性の者によるものと気づいた魔術師によって消滅させられたが、その後も残り続けた噂や伝承により反英雄と化した。 ユグドミレニアの本拠地ミレニア城塞で召喚された他の「黒」のサーヴァントと異なり、新宿にて触媒のナイフによる六導玲霞の殺害を含む儀式で召喚される。 しかし召喚成功の直前に、豹馬の呼びかけよりも玲霞の「死にたくない」という願いに強く惹かれ、彼女のサーヴァントとして現界し豹馬を殺害。正式に玲霞をマスターとして行動を開始し、聖杯大戦の地に向かう。 「黒」も「赤」も自分の願いの邪魔になるため最初から敵と見做しており、大聖杯がシロウ達に奪われた後、まず弱ったユグドミレニア側から片付ける事を決める。 サーヴァントの出払った隙に宝具の霧を展開しミレニア城塞を襲うが、狙いに気づいたサーヴァント達の帰還の気配と、ジークの攻撃を受けて撤退。この際、自身に「いたいこと」をしたジークに激しい怒りを抱くようになる。 ジークからも、その襲撃の際にホムンクルスを一人殺害したとして憎悪されているが、実は彼女の手にかかったホムンクルスはジークが知らないだけで更なる人数に及ぶ。 【性格】 性格は純粋にして残酷。あどけない口調ながら頭の回転は速いが、精神的に破綻している。 他者の悪意に対しては残酷に応じるが、好意には脆く、母親に対する強烈な憧れを持っている。 ちなみに露出度の高い衣装を着ているが、恥ずかしがり屋のため昼間に出歩くのを避けるほどである。 好物は玲霞が作ってくれるハンバーグ。 【能力・武装】 主武装として、六本のナイフを腰に装備するほか、太股のポーチに黒い医療用ナイフ(スカルペス)などを収納している。 アサシンのクラス別能力として、他者から発見されなくなる『気配遮断』を持つ。このスキルは攻撃態勢に移ると効果が低下するという欠点を持つが、夜は確実に、昼は一定確率で無条件に先手を取ることができるスキル『霧夜の殺人』によってそれが補われているため、完璧な奇襲を可能としている。 さらに、対戦終了の瞬間に目撃者と対戦相手の記憶・記録から彼女の能力、真名、外見的特徴などの情報が消失する特殊スキル『情報抹消』を持つが、本ロワでは制限により封印されている。 元々人間ですらない真性の魔であるため身体能力は非常に高く、その動きは人間を超越している。また自分の幼い外見が相手の油断や戸惑いを誘うことを熟知しており、暗殺者としての技術を本能的に非常に高い水準で発揮している。 『外科手術』の技能も会得しており、自身は勿論マスターの治療を行うことができる。だがその出来はミミズが這ったような縫い方で、120年前の技術でもあるため見た目は保障されない。 また人の魂を食らうことで魔力を補給する。それも、彼女の属性が混沌・悪であるため、同質の魂、つまり悪人の魂のほうが美味で消化がいい。 宝具は『解体聖母(Maria the Ripper)』と『暗黒霧都(The Mist)』。どちらも制限されているため、本ロワにおける仕様は登場話を参考にされたし。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/145.html
ある警察官の日記 午後4時過ぎに現場に到着すると、最初の死体を運び出すところだった。 勤続20年のベテラン上司ふたりが青ざめた顔をしていた。 救急隊員が吐き気を我慢できずに担架を落としそうになっていた。 この街はどうなってしまったのか? 3時間前、一人のホームレスが雨宿りできる場所を求めて、現場の廃工場に入り込んだ。 かわいそうに 10分後、絶叫しながら路地を走る彼を巡査が発見した 仕方ないだろう。 私自身、そう多くの死体を見たわけではないが…… 奇妙に変色した肌、笑っているように歪んでいる顔……どれもこれもが狂ってる。 こんな光景は初めてだ 驚くべきことではないかもしれない。最近どうもこの街は何かがおかしい。 住民の変死、多数の行方不明者、謎の建物崩壊、異常犯罪…… いずれにしろ、街が狂い始めているのは事実だ。他の皆も騒ぎ立てないだけで、薄々感づいている。 奇妙な事件が何処からともなく現れる。 私たちの日常は終わった…… 恐らく、信じたくはないが、これは何かの始まりにすぎないのかもしれない この街はどうなってしまったのか…… ◆◆◆ 街は不安に包まれていた。 変死、行方不明、大量殺人…… 日々頻繁に起きる不可解な事件の数々。誰もが口にはしないが、この街での異変、何かが始まっていること、起こっていることを感覚で感じていた。 しかし、それは決して表面には出ないだろうし、出たとしてももう何も変わらない。街の闇がそれを隠してしまう。 市民は皆、異常を感じながらも日常を演出する。まるで、映画や劇の役者のように。 しかしその夜、その日常に明確な異変が起こった。 『……こんばんは、冬木市民の皆さん』 その男は、突然テレビを通して人々の前に現れた。"あなた"は何事かと驚く。 『俺様は超忙しいんだが、みんなに挨拶して、超わかりやすい脅迫をしておこうと思ってな』 カメラに銃を向けながら、陽気な口調で会釈する。 紫のスーツに、白粉を塗りたくったような真っ白な顔。 髪の毛は緑色に染められ、顔は長く、口元は裂けたように広がっている まるで悪夢に現れる道化師だ。"あなた"はそう思った。 『こんちわ。あばよ。 お 前 ら は 全 員 死 ぬ 』 『HAHAHAHAHAHAHAHAHA』 酷く不愉快な笑いが、画面を通して街の各所に響いた。滑稽だと、無様だと、何処か侮蔑を含んでいた。 『お前らを殺すことを考えたら……泣けてきた。悪い悪い』 一頻り笑ったあと、男はスーツの裾で涙を拭った。その合間も、クスクス笑っている。 『けど、大安売りの皆殺しセールを始める前に……有名人たち向けの特別イベントをしようじゃないの』 男は冷たく"あなた"を見据える 画面越しでもわかる。恐ろしいほどの狂気が伝わってきた。 『サーヴァントとそのマスター。あんたらだよ、あんたら。みんな死相が出てるぜ』 何も知らない"あなた"は、聞き覚えのないその言葉に首を傾げる。そして怯える 知っている"あなた"は、男の言葉を理解して警戒を強める。そして、警戒する 慎重な"あなた"は、静かに安全圏から傍観する 『俺に予知能力がありゃ、お前らは全員息を引き取るって予言するところだ いやまあ、とにかく言っとくわ。お前らのせいでみんなメシウマだわ』 男は微かに肩を震わせ、銃を"あなた"に向ける。画面がぶれる。どうやら生放送だったらしい。強制的な 何も知らない"あなた"達は、男が何をするつもりかわかり、怯える。そして空しく止めるように願う。 一部の知っている"あなた"は、怯えか義憤を募らせる そして歪な"あなた"は、愉快げに男の行動を鑑賞する。 一番気の毒なのは、カメラを撮っている"あなた"だろう。 『さて、』 『バン!』 男は撃った。 大多数の"あなた"は凍りつき、または怯え、怒り、そして安心して感嘆する 『何だこりゃ?昔の銃はこれだから……』 黄色い旗が飛び出た銃を、顔をしかめて見る男。 これはショーなのか、それとも何かのドッキリか? 緊張のほぐれた"あなた"は、してやられたと苦笑い。そして画面の男はにっこりと笑う 『まあ、いいさ。もう一丁ある』 今度は本物だった ◆◆◆ 時間は過ぎてとある廃墟で…… 「どうだったマスター。今夜のショーは?」 不運なレポーター達を殺してきたアサシンは、今晩のショーのウケを訪ねる。 「狂ってるよ。あんたは……イカれてる」 「HAHAHA……これは手厳しいこったな。えぇ?ボーイスカウト」 先程、街で既に活動を始める"聖杯"戦争の参加者全体に発せられたメッセージ、もとい挑発は、マスター――岡島緑郎、もといロックの意向から完全に離れた行動だった。 ロックは意図してこの狂った戦争に自ら飛び込んだ訳ではなく、あえて言うなら"巻き込まれた"組だ。叶えたい願いなど、まったく思い当たらない。 しかし彼は"ロアナプラ"の住民になる前、平凡なサラリーマン時代と同じように再現された日常に違和感をもち、埋もれることなくマスターとして覚醒した。 「だが、狂ってるってのは頂けないな。俺は一歩先をいってるだけだぜ」 そして、この道化師が召喚された 目下ロックは、このとんでもなく狂ったアサシンを、制御できているとは言い難い アサシンの狙いはテレビ局の移動通信車だった。これを少し改良すれば、いつでも好きなときに生放送することが可能になる。アサシンが生前に一度使用した手口だ。……メッセージは、ただ単に"joke"にすぎない。 「俺は気づいてんだぜ。お前さんの心に潜む怪物をな。それに引かれて、俺はここに来たんだ。俺とあんたは同類さ」 違う!俺はあんたとは違う!ロックは無意識にアサシンの言葉を否定していた。 肯定するほど、彼はまだ染まっていないし、染められていない。 「"アッチ"側にいるつもりで物を言うな!アンタは違うだろ!たとえそうありたいと思っていたとしてもな」 アサシンは続けて語る。ステップ ターンを踏みながら、一流のコメディアンのように。 「そうとも! 教会の中じゃゲスな事を想像しろ! ホワイトハウスにゃ正直さを教えてやれ! 会ったこともない奴に、使われてもいない言葉で手紙を出せ! 子供の額にゃ、卑猥な文句を書きなぐれ! クレジットカードは捨てて、ハイヒールを履け! 精神病院のドアは開いてるぜ! お上品な郊外を、殺人と強姦で埋め尽くせ! 聖なる狂気よ! 快楽よ満ちよ!あらゆる街路に! 笑え、そうすりゃ 世界も一緒に笑うぜ!」 HA HA HA HA HA HA HA ロックはアサシンに気圧された。その狂気に、その言葉に、そしてある種の羨望で。 アサシンの言葉に嘘はなかった。ロックには、本人もまだ知らない、いわば"悪党の才"がある。 アサシンは、面白いと思った。 まるでバットマンと同じじゃないか。闇にいながら光に居たがる半端者。 丁度いい機会だ。俺が教えてやる。怪物の飼い方を 染めて遊んで晒けださせてやる。 「口が裂けるほど笑わせてやるよ。チェリーボーイのボーイスカウト」 アサシン――ジョーカーは、狂気の笑みでそう語った。 【マスター】 岡島緑郎@BLACK LAGOON 【参加方法】 不明 【マスターとしての願い】 願いはない(と思っているが……) 【能力・技能】 海外との取引が多かったため英語に堪能。日本のヤクザと取引するために来日したバラライカの通訳を勤めるほどに流暢な英語を使いこなす。多少ながらフランス語も体得している。 商工マン時代に得た豊富な知識量からラグーン商会の参謀として、国際情勢に鑑みた作戦立案をすることも。しかし裏の道に関する知識や経験は心許なく、肝心な部分で危機を招いたりしている。 交渉事にも長けており、無断で麻薬の取引をしている組織を牽制する等、ここ一番で度胸を見せることから、バラライカには「良い悪党になれる」と太鼓判を押されている。 【人物背景】 鴨がネギ背負って、ついでに鍋とガスコンロも背負ってきたような兄ちゃん しかし誰よりも腹黒く悪党らしい一面をのぞかせることがある。しかし無自覚 【方針】 聖杯戦争は傍観する アサシン(ジョーカー)はもう放任 【クラス】 アサシン 【真名】 ジョーカー@バットマン 【パラメーター】 筋力C(E) 耐久C(E) 敏捷B(E) 魔力E 幸運B(E) 宝具B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B 【保有スキル】 精神汚染:A+ ジョーカーの精神は狂いきっている 専科百般:B+ 多重人格の進化した超正気。固有の人格が定まっておらず、その本質は混沌に満ちている カリスマ:A 反英霊、またはその素質のある存在に対して絶大なカリスマをもつ 破壊工作:B 戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 【宝具】 『そのしかめっ面はなんだ?(ノースマイル・スーサイド)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:5 最大補足:1人 ジョーカーの狂気を相手の精神に流し、発狂させる 精神汚染A以上のスキルを持っていなければ防ぐことはできない 『狂気に染められし異常者達(アーカム・ヴィランズ・イン・フリークス)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:10 ゴッサム・シティのヴィランをサーヴァントとして召喚する宝具 ヴィランは一人一人が単独行動:Cランクのスキルをもっており、ある程度なら独立して行動可能 しかし召喚されたヴィランは一部を除きジョーカーに必ずしも従わず、好き勝手に行動することがほとんど。 各自がそれぞれ外部から魔力を補給(魂喰い)すれば長時間現界し続けるが、それをしなければ数時間で消滅する 一度召喚して消滅したヴィランは再度召喚することはできない、また、召喚できるヴィランは最大で10体まで ヴィランはサーヴァントだが固有の宝具は所持していない。しかし、特殊能力や自前の装備はそのまま再現される 『巨躯なる道化師の最終演目 (ジョーカー・タイタン・ラストステージ)』 ランク:B 種別;対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 肉体を強化する宝具 ベインの血液から開発されたタイタンを接種し、狂気の巨人に変貌する 筋力、耐久、敏捷のステータスを底上げする。 使用したあとはジョーカーのステータスが下がり、弱体化する 【発動後ステータス】 筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 【weapon】 笑気ガス 特に好んで使用する。 吸い込むとニッコリ笑顔であの世に行ける。 酸入りの花 胸に飾られた造花。 花弁からは強酸が発射される。 感電装置 主に手袋に付けて使用。 ニッコリ握手で相手は黒焦げあの世逝き。 ピストル 弾丸ではなく旗が飛び出すジョークグッズ。 とはいえ心臓を貫通するするくらいの威力があるので立派に武器になる。 【人物背景】 あのな、ある男が大慌てで病院にかけこんだ。 女房が赤ん坊を産んだんで早く顔をみたかったんだ。 医者は笑顔で返した。 “とてもお元気ですよ。奥さんは元気な男の子を産んで二人は健康そのものです。おめでとう。” 男は花束を抱えて新生児室へとかけこんだ。なのに誰もいない。女房のベッドも空っぽだ。 “先生?” 男が振り向くと医者や看護婦たちがいっせいに腕を広げて叫んだ。 “エイプリルフール!ホントは嫁さん死んじゃった!子供の方も虫の息だよ〜ん!” ……ピエロのような見かけをした残忍な犯罪者。 性格は非常に気まぐれで常にふざけて笑えない冗談を言っているが、短気でプライドが高く狡猾で残忍で卑劣で策略に長けている。 別名「犯罪界の道化貴公子」「アーカム精神病院の王」「憎悪の道化師」とまぁ物騒なあだ名をつけられている。 【サーヴァントとしての願い】 混沌をもたらす 【基本戦術・方針】 破壊と混沌をもたらし、マスターとサーヴァント達で遊ぶ アサシン自身の戦闘能力は低いため、一ヶ所に立て籠る? 入手した移動通信車で適当に参加者にメッセージをおくる マスター(ロック)を悪党に覚醒させる
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刀工生産 名称 生産LV 必要素材 アサシンズダーク ◆ 1 アサシンズダークの刀身×6 ブロンズ×25 アルダー×20 研磨材×15
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(聖杯戦争…) 巻菜が記憶を取り戻した刹那、左手に痛みが走る。 記憶を取り戻す直前、巻菜は某ファストフード店に簡単な昼食を摂るために入っていた。 幼い頃に幽霊を見て、"悪魔憑き"として扱われた自分だが、こんな出鱈目な現象に巻き込まれるとは夢にも思わなかった。 陣取った2階の一角から改めて街並みを眺めてみるが、支倉市のそれとはやはり雰囲気が違う。 仮想空間らしいが腰かけた椅子の感触も、口に運んだバーガーの味も現実味に溢れていた。これらが全てデータの集合とは恐れ入る。 巻菜はそこまで考えて、ふと寄る辺ない気持ちになった。 居心地の悪さが瞬く間に存在感を増していき、店内に屯する客や店員から後ろ指を差されている様な錯覚に陥る。 巻菜は弾かれたように立ち上がると、所持品を収めたデイパックだけは忘れず持ってトイレを目指した。 ―まずい!まずい! 記憶を取り戻した拍子に仮面が外れてしまっている。早く顔を着け直さなければ。 「私」が私のままだと破滅してしまう。 トイレに急いで向かう途中、こちらに歩いてきた男性客に危うくぶつかりそうになった。 「ッ!?あっぶねぇな…!」 「あぁっ!?」と男は叫ぶと巻菜をキッと睨みつけた。まもなく遠ざかる巻菜から視線を外し、ぶつぶつと何事か小声で呟きながら客席に歩いて行く。 床を踏みしめる足音には走り去った女性客への怒りが籠っていたが、追いかける気はないらしい。 男の罵声を受けた巻菜の胸中に重苦しい物が広がる。鼻に辛いようなツンとした感覚が立ち昇り、視界が潤んだ。 やはり「久織巻菜」のままでは駄目だ。この程度の距離を移動することすら上手く出来ない。 トイレに辿り着くと巻菜は音を立てて扉を開け、中に入り込んだ。 鍵をかけた女性用トイレの個室内で身を屈めると、「久織巻菜」から蓄積しておいた"顔"に切り替える。 支倉で"悪魔憑き"の能力を磨いていたのが幸いした。ふぅ、と一息ついた巻菜の脳裏に、張りのある男の声が響く。 ≪記憶を取り戻したようだな、小娘≫ (誰…?) 怪訝に思った巻菜だったが、記憶を手繰るうちに答えにぶつかった。 ――サーヴァント 自分がまきこまれた聖杯戦争において、手を組む相手。 巻菜から魔力を吸い上げる事で敵と戦い、左手に宿った「令呪」によって、3回だけどんな命令でも実行させられる存在。 戦力の確認はしておきたいが、ここで実体化させるのは不味い。 万が一敵マスターが近くにいたら狙い撃ちにされるかもしれないし、何より男性らしいサーヴァントと個室で二人きりになるのは遠慮したかった。 巻菜はサーヴァントに霊体化したままついてくるよう促すと、トイレから退出。 荷物を背負い直すと先刻まで座っていた席に向かい、テーブルに鎮座する食べかけのハンバーガーセットを素早く処理して店を出た。 繁華街から河川敷に場所を移し、巻菜は川を横切る架橋下に身を隠す。 それなりに時間が経過し、日が少し傾いている。周囲に人気が無いことを確認すると、巻菜は従者に実体化するよう念話を飛ばす。 間も無くするとサーヴァントの姿が露わになった。 座り込んだ巻菜の隣に現れたのは、青とグレーの迷彩柄の戦闘服に身を包んだ大男。 さらに晒した顔や両腕にペイントが塗られている。薄い色の肌を青いラインが幾つも横切っている様は人型の虎のようだ。 「えーっと、アサシン?…でいいですか?」 一つ頷き、青の偉丈夫はつまらなそうに巻菜を見下ろす。 厳つい顔は人形のように左右対称であり、短く刈った髪は青く、瞳も同様だった。 「真名はテレンス・E・ベックという。覚えておけ」 堂々とした名乗りを受けた巻菜も頷き返す。 ただし、彼のような男には「まだ」化ける事は出来ないので、頭の片隅に留めておくだけにしておいた。 巻菜は腕を組んで立つアサシンに目を注ぐ。 「なんだ?」 男の険しい目つきに怪訝の色が浮かぶ。 「青いペイントは珍しいなぁ…と思って。軍人さんですよね?」 巻菜はにっこりと微笑んで、アサシンに問いかける。 着用しているベストにはポーチがいくつも取り付けられ、ボディスーツも色は派手だが巻菜が見る限りでは丈夫な生地で作られているらしいのが見て取れた。 そしてアサシンは腕を組んだまま、機械のように巻菜の一挙手一投足を観察している。警戒心が眼の中にありありと浮かんでおり、不審な動きを見せれば即座に対応するつもりだろう。 それらの要素から推察した巻菜だったが確証は得ておらず、あくまで見たままの印象を口にしただけに過ぎない。 「…これは迷彩ではない。トライブカラーのマーキングだ」 厳つい顔のまま、アサシンは返す。言い終わったアサシンは極僅かに目を見開いた。 「トライブ?」 巻菜は首を傾げた。知っている限りなら、部族…一族といった意味のはずだ。 カラーギャングやスポーツチームなど、ある種の集団がグループの個性を表現する色を身につける事は珍しくない。 トライブを集団を指す単語と仮定すると、アサシンが一集団に属していた事が推測できる。 彼の堂々とした立ち姿は暗殺者として闇に紛れるより、部下に指示を飛ばしている方が似つかわしい。 生前は一集団のリーダーか、それに近い立場だったのかもしれない――巻菜は見当をつけた。 「暇が出来たら話してやる」 「そうですか…まぁ、今後の事について話すのは、もう少し落ち着いてからでいいと思いますし……まずは泊まれる場所を探しましょう」 巻菜は大儀そうに立ち上がると先程まで抱えていたデイパックを背負い、アサシンを見上げた。 「いいだろう」 アサシンはデイパックにちらと視線を向けると、巻菜に背を向けて実体化を解き始める。 彼は霊体化が完了するまでの短い時間、頭上に差し渡された橋によって小さくなった青い空をしみじみと見上げていた。 アサシンの霊体化を見届けた巻菜は架橋の陰から日光の下に歩み出る。周囲には依然として人影はない。 二日三日はホテル泊で問題あるまい。その間に旅行者の様な顔で街を探索して、適当な"誰か"か"何処か"を見つければいい。 決まった役割を割り当てられていないので時間だけは十分ある。 思案しながら歩を進める巻菜の一日は、頭上を流れる雲のように緩やかに過ぎていった。 【クラス】アサシン 【真名】バロン・オメガ(テレンス・E・ベック) 【出典作品】DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー 【性別】男 【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具A ラーヴァナ(紫) 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具A ラーヴァナ(白) 筋力B 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 後述の宝具を展開することで、この欠点を解消できる。 【保有スキル】 カリスマ:D 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 魔術:-(A) 通常は使用できない。 宝具を発動することで魔術を行使できる様になる。アサシンは強烈な攻撃魔法を一工程で発動させる。 喰奴:A 「悪魔化ウィルス」を照射された事でアートマが発現した者のこと。身体の何処かにアザが刻まれるのが特徴。 魂喰いを含む捕食行為によって、魔力を回復することができる。 保有者に高い身体能力を保証するが、覚醒中は常に飢餓感に苛まれるデメリットがある。 飢餓感は魔力を消耗するほど強くなっていき、NPCやサーヴァントを喰らって消耗を補わない場合、肥大化した飢餓感によって同ランクの狂化に匹敵する精神の変質を一時的に起こす。 暴走したアサシンは飢えを満たそうと敵味方問わず襲い掛かる。満足した時点で暴走は解除される。 【宝具】 『煉獄に吹け、烈の如く(タービュランス)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 左肩に刻まれた印に意識を集中させる事で"ラーヴァナ"に変身する。 ステータスを専用のものに修正、魔術スキルを解禁する。発動にかかる魔力は少ないが、ステータスの向上や魔術スキルの使用が可能になった事で飢餓感が増大しやすくなっている。 くわえてラーヴァナは自分の姿を完全に消す能力を持っている。この透明化は人間態でも行う事が出来る。 透明化しているアサシンはBランク以上の千里眼や気配感知といった知覚系スキルを持っていない限り、捕捉することは出来ない。 また姿を消している最中にダメージを負った場合、透明化の解除などペナルティが課せられる。 平時は紫色の体表と6本の手足を持つ異形だが、腰に展開した外皮を着込むことで2腕2足の白い巨人に変形する。 この形態になると透明化が使用できなくなる代わりに、敵を暴走させる波動を照射できるほか、吹き荒ぶ暴風を発生させて周囲を薙ぎ払う事が可能になる。 【weapon】 無銘:ハンドガン 【人物背景】 「アスラプロジェクト」を推進した軍属の男性。 神から情報を引き出すテクノシャーマンの力に感嘆した彼は、兵士を強化する戦闘用AI「アスラAI」を作り出そうと試みる。 しかしプロジェクトの最中にテクノシャーマンの主治医であるサーフ・シェフィールドの暴挙が原因で神が狂ってしまう。 偶然、その現場に立ち会ってしまった彼は悪魔に変化したサーフに喰い散らかされて死亡。 その情報(魂)は神の元に帰ることなくジャンクヤードに流れ着き、彼はアスラAI「バロン・オメガ」として第二の生を得た。 トライブ"ブルーティッシュ"のリーダーとして戦いの日々を送っていたが、ジャンクヤード中に降り注いだ謎の光に貫かれてアートマを獲得する。 そして、自分を食い殺した男と瓜二つのアスラAI「サーフ」と対面した瞬間、前世を思い出した。 ジャンクヤードにて死亡した直後から参戦。 【聖杯にかける願い】 AI"バロン"ではなく人間"ベック"として受肉した後、地上に帰る。 【マスター名】久織巻菜(ひさおり まきな) 【出典】DDD 【性別】女 【Weapon】 なし。 数十万円の現金、保険証・印鑑など個人証明、数着の着替え、転出届などをデイパックに詰めて所持。 【能力・技能】 「A異常症」 特殊な精神病。正確にはアゴニスト異常症という。通称"悪魔憑き"。 軽度の場合は感情がコントロールできなくなり、重度になるとトラウマを克服する身体機能「新部」が形成される。 患者は常人には持ち得ない能力を発揮できるようになるが、その分通常組織に負荷を掛けてしまう。 巻菜は顔の皮膚・筋繊維が変質しており、表情を自由に作る事が出来る。 入院時より成長したことで女性限定なら3人まで"顔"の切り替えを蓄積でき、体型を変える事すら可能になった。 ただし、依存性の強さと主体性の薄さから他人の真似をしないと生きていけない為、常に"誰か"を装う生活を続けなければならない。 「人間観察」 ずば抜けた解析力と学習力。 対象となる他人をじっくりと観察し、生活習慣、成績、趣味嗜好、口調、運動レベル、雰囲気を模倣することで対象に成り切る。 【ロール】 市外から流れ着いた失踪人。 【備考】 巻菜は会場内に拠点を持っていません。 住居を持つ場合は然るべき手続きを踏むか、他人のパーソナリティを奪わなければなりません。 以降、他人と接触する際はよほどの事情が無い限り、別の名前を名乗ります。 【人物背景】 オリガ記念病院の元患者。 神童と讃えられたほどの天才児だが癇癪持ちであり、物の加減を知らない。一度やると決めたら納得いくまで続ける。 際限なく教材を買い集め、覚えたら燃やして処分するという学習法を続けた結果、家計を圧迫。 ある日、家族と何気ないやり取りをきっかけに自分が疎まれていることに気付く。 家族との仲を修復することは結局叶わず、彼女は間も無くパーソナリティを喪失。自発的に何かをする事が出来なくなった。 母の何気ない一言で弟・伸也の「全て」を真似て、伸也の立ち位置を乗っ取った巻菜は巧妙に計算した上で、伸也を使って両親を殺害。 仕上げに自分も身を投げる事で弟に罪を擦り付けたが、A異常症の診断を受けてオリガに収容された。 【聖杯にかける願い】 永遠に使える「顔」を手に入れる。
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アサシン・Tips その他、スキルやアサシンに関連する事項のより詳しい考察等。 アサシン・Tipsソニックブロー グリムトゥース ソウルブレイカー BOSS狩り ソニックブロー こちらからどうぞ→アサシン・ソニックブロー考察 グリムトゥース こちらからどうぞ→アサシン・グリムトゥース考察 ソウルブレイカー こちらからどうぞ→アサシン・ソウルブレイカー考察 BOSS狩り こちらからどうぞ→アサシン・BOSS狩り考察
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マスターアサシンは、暗殺者の指導者アサシンより高位の暗殺者。剣の他に弓と短剣が扱える。 兵種スキル レベル5 暗殺(戦技) レベル15 すり抜け
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たぬきさん たぬきさん 遊ぼじゃないか?♪ 今ご飯の真っ最中♪ おかずはなぁに?♪ 梅干しこうこ♪ 一切れ頂戴♪ あら、あんたちょっとがっつきね♪ . 冬木市には寺がある。 一つは柳洞寺といい、五十名もの修行僧が日々精進している。 この地でも随一の霊地であり、知らぬ者はいない屈指の名所であろう。 だが、もう一つの寺、万福寺については知る者は少ない。 万福寺は今や僧の一人もいない荒寺であり、森の中ともあって 夜ともなれば明かり一つないこの場所は、人の寄り付かぬ「魔地」と言っても過言でもない。 「正吉よ。おぬしはこの戦、どう打って出るつもりじゃ?」 万福寺の中、煙管を持ちながらそう問いかけたのは、赤みがかった茶の長い髪の女だ。 眼鏡を掛け黄緑色の紋付羽織、黒の長着という装いは、この荒寺には似つかわしくないだろう。 だが、それよりも驚くべきは女が向かう人物……いや人物とも言えない。 なにせ目の前にいるのは、器用に正座している二足歩行の「タヌキ」だからだ。 「正直に言えば、僕もこの戦争には勝ち進みたいと考えています。 どんな願いも叶うというなら、僕たちのいた森を取り戻したい。 けれどそれは同時に、皆の今までを無碍にしてしまうんじゃないかと」 正吉と呼ばれたそのタヌキは、俯いたまま、されど静かに力強く答える。 彼とて望みがあるからこそ聖杯戦争に呼ばれた身だ。何も欲しくないと言えば真っ赤なウソだ。 あの人間たちに奪われた山や森が戻ってくるなら、そう考えてしまうのだ。 「そうか。まぁ、儂はおぬしに呼ばれた身じゃからな。おぬしの意志にどうこう言うつもりはない。」 そう、実はこの女性こそ目の前のタヌキ「影森の正吉」に召喚されたサーヴァント。 記憶を失い人間のサラリーマンとしてこの街で暮らしていた正吉が、なにかの拍子か月明かりのままに 獣道を進んだ先にこの万福寺を見つけ、タヌキとしての過去を全て思い出したときに現れたのだ。 「此方もお伺いしたいのですが、団三郎先生はどんな願いを?」 ふと顔をあげた正吉が、今度は女性に尋ねる。 目の前で胡坐をかいている彼女は、何を望むのか純粋に疑問だった。 「儂か? 儂は特には無いかのぉ。 友人に呼ばれて隠れ里に行ったことも、宗教戦争に巻き込まれたのもいい思い出じゃ。 ……それとな正吉、儂の事は”アサシン”と呼べ。 真名は儂らサーヴァントにとって弁慶の泣き所どころではない」 煙管を銜え、静かに煙を吐く女性――二ッ岩マミゾウはそう忠告する。 「済みません。先ほどお名前を伺った時、よもや団ざ……いやアサシンさんの正体があの大先生かと驚きまして」 名前を言いかけて、頭を掻きながら即座に言い直した。 二ッ岩団三郎と言えば、タヌキ世界ではその名知らぬ者はいないとさえ言われる大化け狸である。 余談だが、彼のいた世界の当人には色々あるのだが、ここでは割愛する。 「まあ良い。ひとまずは情報収集じゃろうな。夜が明けたら、街に出て偵察といこう。」 人には暗くとも、タヌキには十分明るい月の光に照らされて、 影森の正吉とそのサーヴァント、アサシンの二ッ岩マミゾウの会議は進行していった。
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【凶変のアサシン】 《ウリディンムは待機中だよ!外部からの干渉をちょっとだけOKにするよ!》 《魔術師さんこんにちは!少しの間だけウリディンムを使っていいよ!》 《でもウリディンムが何か大変な事起こしても責任は持てないよ!ごめんね!》 クラス:アサシン マスター:でれ 真名:ウリディンム 性別:無 属性:中立・中庸 ステータス:筋力A 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運- 宝具A クラス別スキル:気配遮断A+ 固有スキル: 【半休眠:EX】 マスターではない別のどこかからの命令を待ち続けている状態。 全てのステータスが低下した状態で体を傷つけられる刺激に対する反応しかしない。 宝具: 【神造兵器・残影歩兵(ウリディンム)】 一定量のダメージを受けた場合に一時的に制限の一部を解除し正体を現すという宝具。 自分の周囲に自分と全く同じ見た目で全く同じ動きをする虚像を投影し、 虚像ごと高速移動しながら害敵と判断した対象を攻撃する。 【解説】 ある女神が生み出した凶悪な怪物の一匹。 普段は犬の耳と尾を生やした人間の青年の姿に擬態している。 常に黙って犬座りをしているものの自我や感情はあるのか耳や尾はそれに呼応して動く。 聖杯への願いは不明で恐らくは願うという概念そのものを理解していない。